村上 良子
- 染織/ 人間国宝 (重要無形文化財保持者)
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- 日本工芸会展覧会での受賞回数 : 5
オーダー制作、購入可能な作品の確認など
- 認定人間国宝(重要無形文化財「紬織」の保持者)
- 分野染織
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技法紬織
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生年1949 -
- 活動拠点京都府
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所属日本工芸会正会員
重要無形文化財「紬織」保持者 日本工芸会参与
略歴
- 1949秋田県に生まれる
- 1977重要無形文化財保持者 志村ふくみに師事
- 1999「日本の工芸<今>100選展」出品(パリ)
- 2002「村上良子染織展」(銀座 和光ホール)
- 2004第51回日本伝統工芸展鑑査委員(以後歴任)
- 2007「わざの美展」出品(大英博物館)
紫綬褒章受章 - 2012「日本のわざと美 -近現代工芸の精華-展」出品(フィレンツェ)
- 2013「現代の日本工芸展」出品(フロリダ 森上美術館)
「日本伝統工芸展60回記念 工芸からKŌGEIへ」展出品(東京国立近代美術館) - 2016重要無形文化財「紬織」保持者認定
- 2020旭日小綬章 受章
作風
伝統の技法を踏まえた植物染料による透明感のある色彩と袖織特有の風合いを生かした作品制作を行っている。異なる色の緯糸(ぬきいと)を使い分ける綴織(つづれおり)に絣技法を組合わせるなど、独創的なデザインで着物を制作。自然の生命力、情景などのテーマを主に象徴的な表現、美しい色彩と斬新な意匠構成を追求している。
作家紹介
植物染料の美しい色彩と大胆なデザイン構成で魅せる紬織の世界
真綿から紡がれた紬糸で着物を作る紬織作家、村上良子。自然の心象風景をモチーフにした作品が特徴で、透明感のある草木染の色彩と斬新な色面構成によるデザイン性の高さが人気を集めています。村上は、紬織の人間国宝・志村ふくみに師事し、植物染料と織りの技術を習得。伝統を受け継ぎながらも常に新しい表現を探求しています。2015年には国内最大規模の工芸の展覧会である日本伝統工芸展で、日本工芸会保持者賞を受賞。翌年に紬織の分野で人間国宝に認定されました。現在は後継者の指導にも尽力し、紬織の世界を牽引する作家として活躍しています。
受賞歴
- 1989第36回 日本伝統工芸展「東京都知事賞」受賞
- 2002第49回 日本伝統工芸展「高松宮記念賞」受賞
- 2015第62回 日本伝統工芸展「日本工芸会 保持者賞」受賞 他
パブリックコレクション
- 文化庁
- 東京国立近代美術館
- 京都国立近代美術館
- 神宮美術館(伊勢)