上瀧 浩一 ウワタキ コウイチ

  • 陶芸
  • 1968 -
上瀧 浩一

布染彩磁
白い磁器の肌に浮き上がる花々や幾何学文様。美しい彩りとふわりとした濃淡が作品に奥行きを生み、見る者をやさしく包み込む。
独自の色彩と意匠による「布染彩磁」に取り組んでいます。布染とは、布を使って素地に絵付けをする技法で、ふつう下絵付けは、筆などで輪郭を引いたり色を塗って文様を描くが、布染はまず布(不織布)に花びらや葉などの形を描き、一枚ずつ切り取って布の形をつくります。それを素焼きした素地に載せ、筆で顔料を染み込ませて文様を転写していきます。これに磁器に彩色する彩磁を組み合わせたのが布染彩磁で、塩化金などの液体顔料(金赤)を用いて独自に調合をしています。

所属 日本工芸会正会員
陶葉会
  • 1968 千葉県佐倉市に、上瀧勝治の長男として生まれる
  • 1988 専門学校東洋美術学校グラフィックデザイン
    専攻科卒業
    佐賀県有田町に修行に出る
  • 1993 有田町より帰郷、父勝治に師事する
  • 1996 日本伝統工芸展 初入選
  • 1997 日本陶芸展 初入選
  • 2004 日本橋高島屋個展
  • 2005 日本工芸会正会員
  • 2009 日本伝統工芸展入選作 宮内庁買上
  • 2010 柿傳ギャラリー個展
掲載作品 10