中川 正洋 ナカガワ マサヒロ

  • 染織
  • 1950 -
中川 正洋

中川正洋の作品は、真糊(まのり)、蒔糊(まきのり)、白付糊(しろづけのり)、一珍糊(いっちんのり)等日本古来の伝統的な防染糊に独自の工夫を加え制作されます。真糊とは、室町・桃山時代にはすでに存在していたと思われる日本古来のでんぷん糊で、糯粉(もちこ)に糠(ぬか)と塩を加え、蒸して良く練り再度炊きあげた、大変強い防染力を持つ天然の糊です。この糊を基にして蒔糊、白付糊などが作られ、様々な技法を駆使して制作するには大変手間と根気を必要としますが、絹の持つ本来の輝きを最大限に引き出し、作者の鋭い感性と結びつくことにより、格調の高い美しさを醸し出します。写生することから始まり、図案、生地の選択、下絵、防染糊の制作、糊置き、染等ほぼ全ての工程にわたり一人で制作し、 四季折々の美しい自然に触れた時の感動を着物や帯に表現しています。

所属 日本工芸会正会員
工房名 叡麓苑
  • 1975 小西寿生氏に日本画を師事
  • 1983 第8回新人染織展 意匠賞 訪問着「香」
  • 1987 第16回日本伝統工芸近畿支部展 初入選 訪問着「薫風」
  • 1993 第40回日本伝統工芸展 初入選 訪問着「晨」
  • 1994 第41回日本伝統工芸展 訪問着「宵」
  • 1998 第45回日本伝統工芸展 訪問着「燦」
  • 1999 第46回日本伝統工芸展 訪問着「凛」
    日本工芸会正会員に認定される
  • 2001 第48回日本伝統工芸展 訪問着「春分」
  • 2002 第49回日本伝統工芸展 訪問着「山路」
  • 2003 第50回日本伝統工芸展 訪問着「木通咲く」
    第32回日本伝統工芸近畿展 日本伝統工芸近畿賞訪問着「慈雨」
  • 2004 第51回日本伝統工芸展 訪問着「朝露の光」
    第33回日本伝統工芸近畿展 京都府教育委員会教育長賞 訪問着「光映」
  • 2005 第52回日本伝統工芸展 訪問着「麗」
    第39回日本伝統工芸染織展 訪問着「洛北清流」
  • 2006 第40回日本伝統工芸染織展 訪問着「秋光」
  • 2007 第54回日本伝統工芸展 訪問着「残照」
  • 2008 2008京都工芸ビエンナーレ 産経新聞社賞 訪問着「春霞」
  • 2009 第31回京都工芸美術作家協会展 協会奨励賞 訪問着「清晨」
  • 2010 第57回日本伝統工芸展 訪問着「清麗」
  • 2011 第45回日本伝統工芸染織展 日本経済新聞社賞 訪問着「燦」
    第58回日本伝統工芸展 訪問着「晨」
  • 2012 第46回日本伝統工芸染織展 訪問着「光彩」
  • 2014 第61回日本伝統工芸展 堰出友禅単衣着物「立秋」
  • 2019 第66回日本伝統工芸展 糯糊堰出友禅単衣着物 「晨」
    第53回日本伝統工芸染織展 堰出友禅染着物 「処暑」
    第48回日本伝統工芸近畿展 堰出友禅単衣着物「夏至」
  • 2020 第54回 日本伝統工芸染織展 糯糊堰出友禅着物 「名残雪」
    第49回 日本伝統工芸近畿展 糯糊堰出友禅単衣着物「潮の香」
  • 2021 第55回 日本伝統工芸染織展 糯糊堰出友禅着物 「篝火草」
    第50回 日本伝統工芸近畿展 糯糊堰出友禅単衣着物「暁光」

  • 1983第8回新人染織展        意匠賞 
  • 2003第32回日本伝統工芸近畿展    日本伝統工芸近畿賞 
  • 2004第33回日本伝統工芸近畿展    京都府教育委員会教育長賞 
  • 20082008京都工芸ビエンナーレ    産経新聞社賞 
  • 2009第31回京都工芸美術作家協会展  協会奨励賞 
  • 2011第45回日本伝統工芸染織展    日本経済新聞社賞 

叡麓苑

住所 京都府京都市左京区八瀬秋元町135-28 地図を見る
電話 075-721-0091
メール eirokuenn@leto.eonet.ne.jp
HP http://www.eonet.ne.jp/~eirokuenn

おおよその価格帯

¥ 1,000,000 - 2,000,000

ギャラリージャパンでの作品の価格は、作家が自ら決めた価格をそのまま掲載しています。

掲載作品 33