髙尾 淳子 タカオ ジュンコ
- 七宝
- 1936 -
銀線による「うろこ模様」です。
省胎七宝の銀線は、強度が増すよう器の形状に沿って網目のように規則的に施されるのが一般的ですが、そうした慣例から脱却を遂げ、装飾性・強度ともに備えたうろこ状または岩石状の銀線を配します。
淡い七宝釉に包まれた銀線が、光の角度に応じて強いきらめきを放ち、澄み切った独特の配色や空間表現に豊かな奥行き感を作り出しています。
作風を決定づけているのが、伝統工芸の常識から解放されたデザイン。
古来のモチーフの踏襲ではなく、おそらく誰も見たことのない、自由な発想で創造された自然風景や幾何学的世界が広がります。
釉と銀線の融合美、光と展示空間、あらゆる要素が出会い無限に変化する作品の表情を鑑賞してください。
所属 | 日本工芸会正会員 日本七宝作家協会 |
---|
- 1936 群馬県出身
- 2013 パリにて個展開催
ドイツコブルグ国際七宝展入選
国際七宝日本展入選
日本伝統工芸展入選
- 日本クラフト協会 金賞2席
日本七宝作家協会 奨励賞・協会賞・会長賞・文部科学大臣賞
北京国際美術博覧会 金賞
オランダ七宝展 銀賞
平成特別芸術大賞
オーストラリア芸術伝導特別栄誉賞
掲載作品 20 件