金工について

金工とは金属を使ってつくる工芸品のことです。金属と聞いてどんなものを思いうかべますか?金属は私たちの身のまわりにたくさん存在します。金属は他の工芸品の素材とは大きくちがう特徴があります。

制作工程

  • 1 金属を選ぶ
  • 2-1 溶かして形を作る


    鋳金は、金属の高温で溶けるという性質をいかし、型に流しこんで固めて形を作ります。形の作りかたは蝋型・惣型・込型があり、この型をつくる作業が一番重要になります。

  • 2-2 たたいて形を作る

    鍛金は、金属のたたくとのびて広がるという性質をいかし、たたいて形をつくります。金属そのままではかたいので、熱してやわらかくしてたたくという作業を何回もくり返します。

  • 3 模様をつける

    金属の表面に鏨という特別な刀先のノミを使っていろいろな形の模様を線で彫ったり、彫った部分に別の金属をうめこんだり、いろいろな技法があります。

技法紹介

鋳金

溶かして形を作る技法です

鍛金

たたいて形を作る技法です

彫金

模様をつける技法です

  • 出典:「伝統工芸ってなに?-見る・知る・楽しむガイドブックー」公益社団法人日本工芸会東日本支部編・芸艸堂発行
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