康次

刺繡訪問着「紫匂う」 シシュウホウモンギ「ムラサキニオウ」

  • 染織
  • 2013年発表
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分野 染織
発表年 2013
展覧会 第60回日本伝統工芸展

  • 刺繍

    刺繍は飛鳥時代にはおこなわれていた技法です。針と染めた糸で縫い、生地に自由な模様をつくりだします。

康次 Yasutsugu Mori

写真:森 康次

私は日本刺繍をしています。 私の工房は京都上賀茂にあります。 デザインは古典的なものより オリジナルなデザインを得意としています。 着物や帯 羽織など和装品の模様表現に「染」「織り」がありますが、もう一つ「刺繍」があるのです。 この刺繍は大変古くから用いられてきた歴史のある 表現技法なのです。 着物や帯 小物などを上手にコーディネートして「着ることを楽しむ」人が随分増えました。男性の着物姿も おしゃれな着こなしの方が増えたように思います。 京都の町並み 京都の風情 京都が大切にしてきた文化に着物はよく似合います。 京都の町や京都の文化に寄り添うようなそんな「着物の作り手」でいたいと思っています。 2016年から「交差」「光跡」「螺旋」と名付けた「刺繍の額装品」を制作しています。 和装品の刺繍とは世界が違う新しい表現の刺繍作品なのです。 「一針」の糸の重なりの集合体が自由に構成されるさまは楽しくて夢中になっています。 私の仕事は刺繍を施した「和装品」と 「額装された装飾品」の製造 販売が生業なのです。 一針一針は伝統を受け継ぎながらも出来上がった「作品」は今の時代の息吹が感じられるものでありたいとおもっています。