伊藤 赤水

無名異練上花紋皿 ムミョウイネリアゲカモンサラ

  • 陶芸
  • 2014年発表
  • 高さ7.5 x 幅42.0 x 奥行42.0 cm
  • 販売済

無名異焼とは新潟県佐渡ヶ島の金銀山から出土した、固有の赤土を使って焼き上げた陶器のことです。数十種類の色土を積み重ねて輪切りにした時その断面が花になるようプランニングする「練上げ」技法を駆使し、切り取ったパーツをいくつもいくつも組合わせて大皿を作ります。その後、釉薬を使わずに高温で焼き上げ完成です。制作期間は、約3ヶ月を要します。

分野 陶芸
発表年 2014
サイズ 高さ7.5 x 幅42.0 x 奥行42.0 cm

人間国宝(重要無形文化財保持者) 伊藤 赤水 Sekisui Ito

写真:伊藤 赤水

佐渡金銀山の金鉱脈近くから産出され、無名異と称される赤褐色の粘土を素材として、二百余年の間この地に於いて焼き継がれている陶器を無名異焼と云う。 赤水窯は天保年間に伊藤富三郎(羽口屋甚兵衛)によって開窯された伝統窯である。その孫富太郎は伊藤赤水と号し以後、二代、三代、四代と代々赤水を襲名してきた。 この間、国内外の展覧会・博物会等に於いて受賞を重ねる一方、宮家の御買上げを賜る栄に度々浴した。 当代は昭和五十二年、五代伊藤赤水を襲名。日本伝統工芸展、日本陶芸展、海外展等で受賞を重ね、平成十五年国の重要無形文化財保持者(人間国宝)となる。