写真:長岡 由美子

長岡 由美子 ナガオカ ユミコ

金銀箔を使用した砂子細工は、平安朝から千年もの間受け継がれてきた日本独自の伝統工芸である。主に絵巻や絵画の補助的装飾として使われてきた。しかし、この脇役であった砂子を主役として用いることで、砂子の表現や技術を高め、作品では、その特徴であるぼかしを生かしながら、伝統技法や箔を様々な形に截る截箔技法(一子相伝)等を駆使し、自然界の優美さを品良く落ち着いた雰囲気で表している。
金箔は、一万分の一ミリという薄さで、特に扱いの難しい素材だが、魅力的で変幻自在である。箔を細かくすることで、輝きは柔らかく温かみを持ち、幾重にも重なることで奥行が出て深みを感じる。また、光の色の強さが、季節や時間により変化することで反射が変わり、不思議と作品の趣が日々違って感じられる。四季のある国、日本人としての感性を大切に過ごしている。

Works

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Information

  • 分野
    諸工芸
  • 所属
    日本工芸会正会員
    富山県表具師文化協会

Career

  • 1967年
    富山県南砺市福野に生まれる。
  • 1987年
    嵯峨美術短期大学(現、京都嵯峨芸術大学)日本画科 卒業
  • 1988年
    表具屋長岡静寿堂(安永2年創業)7代目長岡達雄(父)に師事
  • 1992年
    第39回 日本伝統工芸展 初入選
  • 1996年
    第20回 福野町美術展 砂子二曲屏風「春宵」福野町買い上げ
  • 2000年
    (公社)日本工芸会 正会員に認定
  • 2006年
    南砺市・金沢市 工芸の「今」展(福光美術館)
    工芸きたじま にて個展
  • 2009年
    NHK 美の壺「金箔」にて砂子作品紹介
    坂の町アート in 八尾2009
    第2回 金沢市・南砺市 工芸の「今」展(金沢21世紀美術館)
  • 2010年
    となみ野アート「長岡達雄・由美子砂子展」(北日本新聞砺波支社ギャラリー)
    坂の町アート in八尾2010
  • 2011年
    坂の町アート in八尾2011
  • 2012年
    第一回 ザ・セッション!Artの俊英展(福光美術館)
    金箔砂子細工「春の宵」展(城端織館)
    女性工芸作家5人展(庄川美術館)
  • 2013年
    第2回 ザ・セッション!Artの俊英展(福光美術館)

Award

  • 1991年
    第15回 福野町美術展 大賞 受賞
  • 2000年
    第22回 富山県表装展 富山県知事賞 受賞
  • 2008年
    となみ野美術展2008 工芸部門賞 北日本新聞社賞 受賞
    第26回 富山県表装展 富山県知事賞 受賞
  • 2015年
    第54回 日本伝統工芸富山展 富山県知事賞 受賞